土曜日の hANGRY&ANGRY のコンサートの直前、列がどんどん長くなり
ドアが開く時間が近付くにつれて、サクラコンの空気は興奮にあふれて
騒がしくなっていた。h.NAOTO の HANGRY&ANGRY の猫のマスコットが
一時間前にドアの前に現れ、興奮したファンは走り寄って写真を撮り、
マスコットを抱きしめ、大きな着ぐるみの中には hANGRY&ANGRY が
いるかもしれないと頭をくらくらさせていた。

ドアが開いた時、ファンはステージ前の横棒に向かって走り、星がちりばめられた
スクリーンを見つめた。スクリーンには hANGRY&ANGRY のゴシックのロゴがファン達を
見下ろしていた。すぐに明かりが消えて薄気味の悪い声が hANGR&ANGRY の
キャラクターの物語を語り始め、ぞっとするゴシック・ミュージックが流れた。

彼女たちがステージに現れ、エレキのロックが Sadistic Dance を始めた時
ファンは叫びだした。そして Angelia が演奏され、hANGRY&ANGRY は
シンクロしたダンスでファンの前でポーズを決めた。彼女たちはコーラスの前には
代わる代わる歌って飛び跳ね回って、手を握り合ってお互いに向かって歌いかけた。
やがてステージの別々の側に向かってファンを歓迎した。

「ハロー シアトル! アイ アム ハングリー!」HANGRY が叫んだ。「ここに来れてうれしいよ!」

ANGRY は微笑んで前に歩いてきた。「ハロー! マイ ネーム イズ アングリー!
シアトルが大好きだよ!」とかわいく言った。ファンは喘いで“おおお”。
彼女たちは MySpace の事を話して、新曲 NO FUTURE があることを発表した。

煌くポップミュージックがスピーカーから流れ出て、背景の星は緑色に変わった。
ANGRY が最初のメインをとって、HANGRY が次にメインを取って、二人はステージを
駆け巡って中央に走り寄り、前や後ろに動いてロックした。オレンジ色のライトが瞬いて、
二人が歌う間サポートのベーシストやギタリストは影につつまれた。観客の前の新しい
ライトが点いて、ユニットをサポートするためにシアトルまで飛んできた日本のファンの
大集団を映し出した。コーラスが始まった時、ファンは紙のランタンのついた前の横棒に
もたれかかって二人に声援をあげた。

NO FUTURE が終わってすぐに HANGRY と ANGRY は GIZA GIZA を始め、
手を叩いて頭を激しく振りながら前に歩いてきて、観客に向かって歌いかけた。
二人は踊って体を揺らして、ファンが手を叩くにつれては二人は足を踏み鳴らして
空中に手を突き上げた。緑のライトはドラムを照らして二人はステージで前や後ろに走り、
それから真中に戻ってそして曲を終えた。二人はステージから去ったがピンクとブルーに輝く
蛍光スティックを腕に抱えて戻ってきて、ステージの上を歩きまわって観客に投げ始めた。
ANGRY が最後のスティックを投げつけた時、HANGRY が歩み出て、「ダンスの用意はいい!?」と叫んだ。

「ダンスの用意はいい!?」ANGRY がファンに向かって繰り返し、ファンが興奮して
叫び返したのでニヤリと笑った。

「ダンスの用意はいい!?」二人が待ち切れないファンに叫んだ。“オーケー!!”

Lady Madonna が始まり、二人はピンクとブルーの羽根のついた扇子を振って、ファンに
光るスティックを振るようにうながした。観客はネオンの色の海となって調和して動いた。
HANRY と ANGRY は扇子を持ってシンクロして踊って歌いながら前や後ろにロックした。
間奏では二人は真中に立って紫と黄色のライトの下で手足を振りまわし、また歌が始まった。
HANGRY が人ごみに扇子を投げた時にファンは叫び声を上げ、曲が終わる前に二人はステージの前に来た。
二人はファンに感謝して、ファンが楽しんでるか聞きなおした。ファンが喜びの返事を叫び返した後、
ANGRY は次の曲の演奏が始まると発表した。

スクリーンが突然“Happy Birthday HANGRY”のサインに変わった時、HANGRY は驚いて見上げた。
ファンは誕生日のサインを取り出して振ってハッピーバースデーを歌い始めた。
HANGRY は泣き出しそうに見えて、ANGRY に歩み寄った。ANGRY はこれが秘密作戦で、
たくさんのミーティングを重ねたことを説明し始めた。HANGRY はどんなに幸せか話し、
ついにファンの方を向いて、ファンに感謝してコンサートを続けていいか聞いた。

次の曲は Kill Me Kiss Me で、二人がステージで踊って歌うにつれてファンは喜んだ。
ANGRY は身をかがめて HANGRY の脚の上で手を滑らせ、ファンから絶叫を引き出した。
ANGRY は飛び退いて、HANGRY と一緒に体を揺らしてステージの別々の側に走り去って、
ファンからの歌い返しのあるコーラスのところにくると頭の上で手を叩き始め、ファンに
真似するように促した。ファンも手を叩き始めて、二人がステージ中央に戻ってポーズを
とった時には空中に握り拳を突き上げた。二人はすぐに曲を終えて ロマンチックにバイオレンス を
始めた。すでにファンが興奮していたとしたら、ロマンチックにバイオレンスの楽器演奏が始まった時には
アドレナリンのダイアルは最大に振れた。緑のライトがステージの上を動き回って二人はスウィングし始め、
メインを取り合ってから一緒にコーラスを始めた。ANGRY はドレスを振りながら踊りまわって、
ファンが絶叫して手を振りまわすたびにかわいく微笑んだ。サポートのベースとギラリストは
前に出て HANGRY と ANGRY と一緒に踊り始めて、観客は熱狂した。

二人は観客に感謝してステージから走り去ったがアメリカ国家が流れて二人は星条旗を
纏って戻ってきた。「アメリカ大好き!」二人は叫んで笑った。すぐに旗は取りさられて、
聞きなれた曲がスピーカーから流れ出して二人は踊り始めた。モーニング娘。のザ☆ピ〜ス!の
ロックリミックス版だった。この懐かしい名曲に気づいた時、ファンは絶叫して熱狂的に飛びはね、
拳を上下に動かして歌詞を叫んだ。HANGRY と ANGRY は客が熱狂したのを見て喜んでいるように見え、
もっと熱狂するようにうながした。曲の終わりごろに、曲が3度止まってそのたびに再開した。
ファンは色々に反応した。何人かは動きを止めて曲が再開するのを待った、他の人たちは拍手して叫んだ。
ザ☆ピ〜ス!が本当に終わった時、HANGRY は前に出て紹介を始めた「オーケー、ウィー アー hANGRY&ANGRY!
ベースはタイジ!ギターはコージ!ドラムはタケ!」

ついに最後の曲が始まった。モーニング娘の。カバーのラヴ&ピィ〜ス!だった。
ファンは熱狂の頂点に達して飛び跳ねて、二人と一緒に歌詞を叫んで頭を激しく動かした。
HANGRY と ANGRY はステージを動き回って投げキスをして、瞬くストロボの下で歌いながら
腕を振った。歌が終わった時ドラムが再び鳴らされ、二人は激しく体をゆすって
客に感謝してステージを去った。

ファンは拍手をしてアンコールを叫んで、数分後に二人は戻ってきた。
「もう一曲?」HANGRYが叫んだ。「もう一曲?」ANGRY が真似をした。
「 Kill Me Kiss Me 」HANGRY がマイクに叫んで曲が始まった。ファンは踊り始めて
光るスティックを振って、コーラスでは熱狂的に HANGRY と ANGRY に答えて歌い返した。
二人は曲の間ファンに叫んで、ストロボとまったくネオンのライトがステージを包むなかで
寄り添いながら走り回った。とうとう曲が終わり、HANGRY と ANGRY は手を振って、
もう一度ファンに感謝してステージを走り去った。

セットリスト

OPENING
Sadistic Dance
Angelia
NO FUTURE
GIZA GIZA
Lady Madonna
Kill Me Kiss Me
ロマンティックにバイオレンス
ザ☆ピ〜ス!
ラヴ&ピィ〜ス!

アンコール:
Kill Me Kiss Me(再演)